Pythonで整数を簡単に2進数に変換するbin関数の使い方!

Pythonには、整数を2進数に簡単に変換するための便利な関数があります。それが bin 関数 です。この記事では、Python初心者でも分かるように、bin 関数の使い方を詳しく解説します。これを読めば、2進数の基本的な扱いがすぐにマスターできるでしょう!

binary digital image

bin関数とは?

bin関数は、整数を2進数形式の文字列に変換するPythonの組み込み関数です。戻り値は、先頭に 0b が付いた文字列で表現されます。この0bは、その文字列が2進数であることを示しています。


基本的な使い方

bin(x)

引数:

  • x : 整数(int 型)。これを2進数に変換します。

戻り値:

  • 2進数を表す文字列(例: '0b1010')。

具体例で学ぶ bin関数

1. 正の整数を2進数に変換する

最も基本的な使い方です。

print(bin(10))  # 出力: '0b1010'

2. 負の整数を2進数に変換する

負の整数の場合は、符号(-)が先頭に付きます。

print(bin(-10))  # 出力: '-0b1010'

3. ゼロを変換する

ゼロの場合も 0b が付加されます。

print(bin(0))  # 出力: '0b0'

注意点: binを使うときに気を付けたいこと

1. 整数以外は使えない

bin関数は整数専用です。浮動小数点数や文字列を渡すとエラーになります。/cod

print(bin(10.5))  # TypeError: 'float' object cannot be interpreted as an integer

2. 0bを取り除きたい場合

返される文字列には必ず 0b が付きますが、これを取り除きたい場合には以下の方法を使います。

方法1: スライス

文字列の3文字目以降を取得します。

binary_str = bin(10)  # '0b1010'
print(binary_str[2:])  # 出力: '1010'

方法2: format関数

formatを使うと、0bを付けずに直接2進数を文字列として取得できます。

binary_str = format(10, 'b')  # 出力: '1010'
print(binary_str)

応用: ビット演算とbinの組み合わせ

bin関数は、ビット操作の結果を確認する際に非常に役立ちます。以下にビット演算の例を示します。

応用: ビット演算とbinの組み合わせ

bin関数は、ビット操作の結果を確認する際に非常に役立ちます。以下にビット演算の例を示します。

a = 5  # 0b101
b = 3  # 0b11

# AND 演算
print(bin(a & b))  # 出力: '0b1'

# OR 演算
print(bin(a | b))  # 出力: '0b111'

# XOR 演算
print(bin(a ^ b))  # 出力: '0b110'

このように、binを使うことでビット演算結果を視覚的に確認できます。
XOR演算についてはこちら


他の進数変換関数との比較

Pythonには、他の進数に変換するための組み込み関数もあります。それらとbinを比較してみましょう。

8進数に変換: oct

print(oct(10))  # 出力: '0o12'

16進数に変換: hex

print(hex(10))  # 出力: '0xa'

2進数文字列を整数に戻す: int

int関数を使えば、2進数文字列を整数に戻せます。

print(int('1010', 2))  # 出力: 10

まとめ: bin関数をマスターして2進数操作をもっと簡単に!

Pythonのbin関数を使えば、整数を簡単に2進数に変換できます。特に、ビット演算やデータの2進数表現が必要な場面では非常に便利です。

この記事のポイント:

  • bin関数は、整数を0b付きの2進数文字列に変換します。
  • 整数以外を渡すとエラーになるため注意が必要。
  • スライスやformat0bを取り除くことも可能。
  • 他の進数変換関数(octhex)も併せて覚えると便利。

これを機会に、Pythonでの数値操作をさらに深く学んでみましょう!binを使いこなせば、ビット演算や進数変換も怖くありません!

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